今回はマクロ派の方は大好物のウミウシを考察してみましょう。
ダイバーにはお馴染みの生き物、海の宝石とも言われているウミウシ。漢字で書くと「海牛」、英語では「sea(海) cow(牛)」と呼ぶ国もあるとか。下記にある⑤裸䚡目ドリース類が、牛の角の様な触角が頭部に付いていることから「ウミウシ」と呼ばれている。ウミウシの種類はなんと3000種類以上、まだ見つけられていない新種のウミウシも存在しており、掘り下げるのは非常にややこしく分類も多すぎるので細かい説明はしません、というか出来ません(笑)なので、ここではザックリと考察していきます。
大きく8つのグループに分類されています。
①頭楯(とうじゅん)類 ②嚢舌(のうぜつ)類 ③アメフラシ類 ④背楯(はいじゅん)類
⑤裸䚡(らさい)目 ドリース類 ⑥裸䚡目 ミノウミウシ類 ⑦裸䚡目 タテジマウミウシ類
⑧裸䚡目 スギノハウミウシ類
もうこの時点で覚えられませんが…さらにもっと細かく分類されています。
この8つの内、ダイバーの中で最もポピュラーなのが「⑤ 裸䚡(らさい)目 ドリース類」です。最も種類が多いグループで貝殻が無く、頭部に触角(ツノ)があり、背中には花びらのような二次鰓(えら)を持っています。(二次鰓を持っていない種類もある)
南紀白浜でよく見られるものとして、アオウミウシ、キイロウミウシ、ミドリリュウグウウミウシなど他にも数多くのウミウシが見られ、最も人気なのが「ウデフリツノザヤウミウシ」でダイバーの中ではピカチュウウミウシとも呼ばれています。まーピカチュウに似てるんですよ。カラフルでカワイイ、そして写真映えするんですよね。
ウミウシはナメクジのように動きが非常に遅いので、被写体としては最高、さらに色とりどりで非常にカラフル、バエるんです。
食生活は肉食、草食と様々で、裸䚡類の中には同類のウミウシを襲って食べる物もいるとか。ダイビング中にウミウシ達が群れでかたまっている中にウミウシに覆いかぶさっているウミウシを見たことがあるかと思いますが、仲良しでツガイの様にも見えるのですが、実は食していたんですね…そう考えると、恐ろしいというか、食物連鎖は素晴らしいというか、何というか、感じ方は人それぞれですね!
また、有毒な生き物を食べて体内にその毒を取り込むウミウシも数多く、カラフルなのはそのような事から警戒色ではないかと言われていたり、刺胞動物(クラゲのような触手、毒針を持つ生物)を食べてその毒針を背面に取り込み自分の物にして敵から身を守る為に利用するウミウシもいたり、蛍の様に光を点滅させるウミウシもいたり、身体が何らかの理由で千切れても再生能力があるウミウシもいたり、生態も様々で非常に面白い生き物です。
#ウミウシ #ダイビング #ダイビングショップ大阪 #ダイビングショップ東大阪 #ダイビングスクール大阪 #ダイビングスクール東大阪 #スノーボード #スノボ #スノーボードショップ大阪 #スノーボードショップ東大阪 #スノーボードスクール大阪 #スノーボードスクール東大阪